マリネラ(ノルテーニャ)の世界大会は、毎年1月の末に1週間かけて行われるマリネラの最高峰の大会です。ただ、今年(2020年)の世界大会はペルーの議会選挙の影響で2020年の2月2日から9日にかけて開催されました。
ペルーへ来て1週間でセレクティーボに参加
まず私たちは、2019年の11月にペルーへやってきたのですが、ペルーへ来てから1週間後に私たちの滞在していたところから徒歩圏内で世界大会予選コンクール(セレクティーボ)が開催されるということで、迷わず参加しました。
セレクティーボはレベルが高いとはいえ、あくまで一地方のコンクール。なんてことを思っていたのですが、日本にいたときにYouTubeで見ていた世界大会の上位常連や元世界チャンピオンがあちこちにいて、しかもそれ以外の人たちも、ほとんど皆がマリネラアカデミーの先生というレベルの高さ…。
これ世界大会レベルですやん!!
結果はもちろん予選落ちでした。ペルーのトップダンサー達との差を改めて肌で感じましたねー。
でもすごくいい経験になりました。(ちなみにこの時一緒のタイミングで予選を戦ったペアがこのセレクティーボで優勝し、そのペアは今年の世界大会も優勝しました)
それから2月の世界大会までに計3回セレクティーボに出場しました。
結局セレクティーボは3回とも予選落ちでしたが、3回目のセレクティーボでは、あと1点で予選通過というところまでいき、多少の手ごたえを感じながら今年の世界大会を迎えました。
世界大会まではひたすら踊り込み・筋トレ・走り込み…。
自分たちがいかに技術力&表現力が足りないのかを、3度のセレクティーボで痛いほど実感していたので、毎日かなりストイックに頑張りました。
優勝はまだ今の自分たちには遠すぎるけど、できるだけ上の順位に行きたい!!
世界大会の公式練習
世界大会が開催される1週間前から、世界大会の主催団体であるクルブ・リベルタ本部の敷地内で、公式練習会というイベントが世界大会前日まで毎晩開催されます。
全世代のマリネラダンサー達が一堂に会し、ブラスバンドの生演奏と共に踊って練習することが出来るので、すごく楽しいイベントです。
初日は参加者がほとんどトルヒーヨ在住者のため、人が少なく広々練習できて快適なのですが、最終日に近づくにつれ徐々に参加者が増えていき、週の後半は踊るスペースが無いほどすし詰め状態・・・。笑
そして最終日にいたっては参加者が定員オーバーの為、私たちは中に入ることすら出来ませんでした…。もっと早く行けばよかった…。
実は最終日には、明日からの世界大会で使用される曲が発表されるんです。
聞き逃してしまった!!
失意の中帰宅しましたが、Facebookで公式練習のライブ動画が放送されており、その動画にばっちり曲名のアナウンスが入っていたため全く問題ありませんでした。ライブ動画ありがとう!!笑
そもそも、なぜ世界大会前日に使用曲を発表するのかというと、曲ごとに振り付けを決めさせないためです。
1曲1曲それぞれの曲ごとに振付を決めてしまったら、そこにはペア同士が即興でコミュニケーションをとりながら踊る「表現力」を競うという、マリネラの醍醐味である要素が無くなり、ただの技術を競う大会になってしまうからです。
ちなみに今年の使用曲は67曲あったんですが、67曲全ての振付覚えられる人いたら、それはそれでめっちゃ凄いんですけどね。笑
続く・・・
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