個性豊かなマリネラの衣装
マリネラの衣装は地域・スタイルによって身につけるアイテムもデザインも様々です。
まずはマリネラの代表的なスタイルであるペルー北部海岸地域の”マリネラ・ノルテーニャ”
女性はレースや刺繍の入ったブラウスと、たっぷりとしたひだのある長いスカートで構成されたロングドレスを着るのが一般的です。スカートの下にはペチコートを重ねます。
ペルー北部沿岸地域各地の伝統的な衣装が伝統的ですが、現在はモダンなスタイルのドレスなどもあり、色やスタイルは様々です。
また、北部沿岸地域の伝統的な普段着であるAnaco(アナコ)という短いスカートの衣装もあります。
そんな様々な衣装があるノルテーニャの衣装ですが、女性は必ず”裸足”で踊るという変わった特徴があります。
髪は花で飾って、後ろにまとめるのが一般的なスタイルですが、三つ編みを垂らしたりするスタイルもあります。
男性は大きめのつばが特徴の麦わら(ヤシ藁)帽子を使い、腰には太めの伝統的な帯をまいています。
一般的なのはスーツスタイルで、シャツはスタンドカラーでプリーツ付きのものが伝統的です。
男性は革靴を履くスタイルと裸足のスタイルがあります。
またジャケットの代わりにポンチョというアンデスの伝統的な貫頭衣を着るスタイルもあります。
また、胸にエスカプラリオというカトリックの聖画が描かれた飾りを着けるのが一般的です。
リマのスタイル”マリネラ・リメーニャ”の女性は膝下丈のエレガントなパーティードレスにヒールのある靴を履いて、男性もスーツにネクタイを締めて踊ります。
また、アンデス山岳地方の”マリネラ・セラーナ”のアヤクーチョ地域の衣装を見てみると、女性はフリルやレースで装飾されたブラウスに同色のペチコートを合わせ、その上に単色のスカートと肩の部分に小さなマント、男性はダークスーツに白シャツをあわせたシンプルなスタイル、そして男女ともにハットをかぶっています。
どのマリネラのスタイルにも欠かせないアイテム、それは”白いハンカチ”です!右手に持ったハンカチを使って話すかのように相手とコミュニケーションをとりながら踊ります。
マリネラの衣装はそれぞれの地域・スタイルによって個性があり、特に女性の衣装はバリエーション豊かでファッションショーを見ているかのようです。
私たちが踊っているマリネラ・ノルテーニャは、コンクール化によって男女ともに衣装も発展していて今ではスタイルの垣根を越え、様々な地域の伝統的な衣装を身に纏ったダンサーたちが自分の出身地域を代表するかのようにコンクールに参加しています。
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マリネラの衣装あれこれ(ワンチャコ)
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