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4月10日木曜日の夜、私たちは所属する舞踊団(マティセス)のディレクターのウゴ、ルベンと一緒にトルヒーヨのバスターミナルに集合しました。

この日から始まったのは、ペルーの首都リマへの0泊2日の弾丸旅行で幕を開けた、夢のような怒涛の1週間でした。


バスターミナルで出発を待つ私達
左からウゴ、ルベンです。


私たちの住むトルヒーヨからリマまでは、バスで9時間~10時間ほど。

日本の夜行バスと比べるとペルーの夜行バスは快適な方なのですが、熟睡できるというわけでないので、2晩夜行バスというのは正直キツイ。

私たちとウゴは30代、ルベンに至っては40歳という私たち4人が、まるで学生時代のような若い計画でリマに向かったのは、とても素敵な出来事が待っていたからです…。

マリネラ世界大会も終わり、例年通りだとほっと一息するタイミングですが、実は約2か月後の3月23日に私たちが所属する舞踊団Ritmos y Matices del Perúの単独公演が迫っていました。

入団したばかりの私たちとっては初めての舞台です!


今回の公演のタイトルは

Al Golpe Del Cajón

(カホンを叩く音に合わせて)

 「ペルーは日系人が多い国だ」ということを知っている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

実はペルーは南米ではブラジルに次いで2番目に日系人が多い国で、実際の数は正確には分かりませんが、少なくとも10万人、一説には90万人に上るのではないかという見積りもあるそうです。

ちなみに日系人のアルベルト・フジモリ氏が大統領になったこともあることは有名ですが、ペルーは南米諸国で一番最初に日本と国交を結んだ国でもあり、日本とペルーは実は深い関係があるんです。

そして今年は日本とペルーの外交関係樹立150周年という節目の年でもあり、秋篠宮家の佳子様がペルーを訪れたことはペルーでも大きな話題になっていました。


さて、ペルーの首都リマでは日系人の大きなコミュニティがあり、日秘文化会館AELU(Asociación Estadio La Unión)といった日系人コミュニティの施設があります。


AELUロゴ
AELUとは「Asociasión Estadio La Unión」という会員制のスポーツクラブで
1953年に日系人コミュニティによって創設され、現在でもリマの日系人コミュニティの中心地となっている
スポーツ複合施設です。
陸上競技場や野球場、サッカー場、フットサル場、プール、体育館、テニスコート、ジムといった多くのスポーツや文化活動を楽しめる大きな規模のクラブです。毎年「MATSURI」といった日系のイベントや、運動会も開催されています。

Centro Cultural Peruano Japonés
 日秘文化会館
※ペルーは漢字で秘露と書きます。


さて8月のお話になりますが、そんなリマの日系人施設AELUのイベントでマリネラを踊って欲しいというご依頼があったので、踊りに行ってきました!

実は日系ペルー人3世で沖縄を拠点にディアマンテスというグループのボーカルとして活動している歌手のアルベルト城間さんのコンサートでマリネラを踊って欲しいというご依頼でした。

アルベルト城間さんは、沖縄やペルーの日系人コミュニティでは知らない人はいないほど有名で、実はモニカの父でもあります。

そんなモニカの父、アルベルトさんがAELUでコンサートを開催する、ということでアルベルトさんとモニカが共同で作詞したマリネラの曲「TAKAKU TAKAKU」でマリネラを踊ることになりました。

コンサートのポスター

コンサートの様子

カホンをたたいているのはモニカの弟です。


マリネラも気持ち良く踊らせていただきました♪


そしてその翌日にはモニカの叔母さんが会長を務める「SAKURA」というグループの75周年記念パーティーでも踊らせていただきました。


SAKURAとは正式名称「Club social deportivo y cultural Sakura(サクラ社会スポーツ文化クラブ)」のことで、1948年に創設された歴史ある日系人のクラブです。


サクラ社会スポーツ文化クラブのロゴ


そんな歴史あるサクラの設立には日系人が直面した苦難の歴史があります。


ペルーは南米諸国の中で最初に日本と国交を結んだ国ですが、さらに南米で最も早く日本人移民を受け入れた国でもあります。その歴史はブラジルへの移民よりも古く、最初の日本人移民がペルーに到着したのは1899年(明治32年)のことです。

その後日本人移民は続々とペルーに到着し、日本人移民が増えていきました。そのため日本人(日系人)コミュニティは1920年に子供への教育を目的としてリマ日本人学校、通称「リマ日校(Lima Nikko)」を開校しました。

リマ日校は、ペルーだけでなくラテンアメリカで最初の正式な日本人学校だったそうです。


しかし、そんな日系人社会に大きな苦難が訪れます。

そもそも多くが契約農民としてやってきた日系移民たちでしたが、言葉の問題、風土病、生活習慣の違い、賃金不払い等の劣悪な労働環境だったりといった理由で、都市部への移住者が増加し、都市部で商店や理髪店といった商売を始める人が増えました。

そこで、もともとのペルー人と競合したことや、日系人コミュニティが排他的だと感じられていたこと、都市部では有色人種への差別意識が高かったこと等、といった原因で1920年ごろには残念ながら日系人への排斥機運が醸成されてしまっていたようです。


そして1930年代に入り、日本とアメリカ合衆国との関係が悪化すると、アメリカと友好的だったペルー社会では日系人社会への反発が広がっていき、1940年には日系移民の商店などに対して暴動や掠奪といった事件まで起こってしまいました。(リマ排日暴動事件

さらには第2次世界大戦が勃発したことで、ペルー政府は日本と断交します。

ペルー政府は日系人の集会の禁止日本語新聞の発行禁止資産の接収などを行い、リマ日校を始めとするペルー全土の日系教育機関の接収や閉鎖なども行いました。

こうして日本語教育が禁止され、リマ日校は閉鎖させられてしまうのですが、教師たちは秘密裏に子供たちへの教育を続けていたそうです。

こういった状況の中で、リマのバランコ地区の宮城家という一家が所有する農場で「SAKURA GAKUEN(さくら学園)」という教育機関が設立されました。

そして、このサクラ学園の卒業生たちの連帯を基盤に「Club social deportivo y cultural Sakura(サクラ社会スポーツ文化クラブ)」は創設されました。

ペルーの日系人たちは過去に様々な理由で祖国を離れ、遠い南米の地までやってきて、そこからも経済的、政治的、文化的な原因に基づく大きな困難を経験し、それを多大な努力によって乗り越えて、現在のペルー社会における地位を築いています。

現在のペルーではNIKKEI(ニッケイ)という言葉も市民権を得られており、日本料理とペルー料理のフュージョン料理であるニッケイ料理というジャンルも確立しています。

多くの日系人が俳優や政治家、アーティスト、シェフ、ビジネスマンとしてペルー社会で活躍しています。


こうした日系人の存在を、多くの日本人に知って欲しいなぁと心から思っています。


とまぁ書いていたら脱線してしまいましたが、とにかく

そんな日系社会の中でも歴史あるクラブの75周年パーティーでマリネラを踊る機会を頂けてとても光栄でした!!

AELU、SAKURAの皆さんと、関わってくださったすべての皆さん

ありがとうございました!



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いつものようにアカデミーでマリネラの練習をしていたある日、同じアカデミーの友人マティアスから「ペルーの他のダンスにも興味ない?」と声をかけてもらいました。
聞いてみると、マティアスはトルヒーヨを拠点に活動しているペルー民族舞踊団Ritmos y Matices del Perúというグループのメンバーとして活動していて、そのグループが新しい団員を募集しているから君たちも来てみないか?というお誘いでした。

普段から他のダンスも学んでみたいと思っていた私たちにとって、これはとても興味のある話でした!
ただ、どうやら誰でも簡単に入れる訳ではなく、審査があるそう…。

 新年明けまして

おめでとうございます🎍

今年もぼちぼち自分たちのペースで更新していきますので、よろしくお願いします!


ペルーの新年

2024年の年明けはペルーらしく祝いました!

ペルーでは、新年を黄色アイテムで祝うのが伝統で、年末には多くの露店が出て黄色い新年アイテムを売っていました。

無事インカトレイルも終わり、皆で早朝にマチュピチュ村の温泉を楽しんだ後クスコに戻ってきた私達。

私たちが旅行していた時期はペルー独立記念日を挟んでいたので、せっかくならクスコで過ごそう!と、クスコに5日間滞在することに。

宿泊先はAirbnbで見つけた2LDKの家で、ペルーの家に慣れてる私達には十分満足でした。おかげで宿代はかなり安く抑えれました!

オーナーさんもとても良い人だったので一安心。

大人数で滞在するならAirbnbめっちゃお勧めです!自炊も洗濯もできるので、滞在費用をかなり抑えられます。

 インカトレイル3日目

前日の2日目は一番の難所である4200mの峠を越えましたが、3日目は一番長距離のトレッキングです。

しかもこの日も4000mの峠越えがあります。

しかしこの3日目は遺跡がたくさんあり、一番見どころたくさんのルート!


朝6時過ぎにキャンプ地を出発!

ワンカバンバからトルヒーヨに戻った私たちは、間を置かずペルー南部の

「インカ帝国」の首都であった古都、Cusco(クスコ)に向かいました。


クスコに向かった一番の目的は、父の夢を叶えるため。それは

3泊4日でキャンプしながら
歩いて世界遺産マチュピチュに向かうこと!

トルヒーヨを楽しんだ後に向かった先は、エクアドルと国境を接するピウラ県。

目的地は、ピウラ県の山岳地域に位置する街「Huancabamba/ワンカバンバ」という街です。この街は私シンジの母の故郷で、この街で両親は出会いました。 

 実は7月の頭から約2か月間、私シンジの父がバケーションでペルーに遊びに来てました!

ペルー各地を旅行したので、各地の観光情報をご紹介したいと思います。



ペルーは南半球なので、8月だと日本で言えば2月くらいの季節なはずなのですが、トルヒーヨはまだまだ暑い日が続いています。

朝晩の空気は、少しだけ冷たくなってきましたが、まだまだ半袖半ズボンで過ごせちゃうし、昼間はちょっと動けば汗ばむレベル。

去年の冬はめちゃくちゃ寒かったのに、今年は逆に冬が来ません。笑

今から一ヶ月少し前の話にはなりますが、6月24日にトルヒーヨから車で2時間ほど離れた「San Pedro de Lloc(サン・ペドロ・デ・ジョク)」という小さな街でマリネラのコンクールが開催されたので、そこに参加してきました!

この日は… 本当に濃い一日でした…。笑



今回参加したコンクールは、「San Pedro」(聖ペドロ)と「San Pablo」(聖パブロ)という二人の聖人さんの祝日に合わせて行われたコンクールでした。

そしてなんと!2位までには賞金が出るとの事!!

前日に申込みをして、当日いざ会場へ。

ご無沙汰しております!

ここ最近、色々とバタバタしていてブログを放置してしまっていました…💦

すっかり時間が経ってしまいましたが、4月にとあるビッグアーティストのコンサートにマリネラダンサーとして出演させて頂いたことをご報告します。


そのビッグアーティストとは、フォルクローレ界のレジェンド

LOS KJARKAS(ロス・カルカス)

 

3月初めにペルー北部で大雨による被害が広がり気が落ちていた中、いつもお世話になっているリマ在住日本人のワキさんから「駐在員や大使館の皆さんの前で是非マリネラを披露してほしい!」とのお誘いがありました!!

3月25日に、様々な日本企業の駐在員の方や、日本大使館の方々の交流会がリマの沖縄県人会館「AOP(Asociación Okinawense del Perú)」で行なわれ、その会の余興の一つとして、私達のマリネラ披露&プチマリネラ講座をさせて頂く事になりました!


お久しぶりです!

11月から1か月ほど毎週のように各地のセレクティーボ(世界大会の予選コンクール)に参加していて、軽く燃え尽き症候群気味になっていてブログやSNSを完全に放置していました。笑

今年の集大成となる怒涛のコンクールの様子と結果は、後日まとめてご報告するとして、


マリネラ以外のやる気がなかなか出ないなか「そろそろブログも更新しないとなー」と思っていた矢先

ペルーが混乱に陥ってしまいました💧



初めての高地でのコンクール  in CAJABAMBA(その1)の続き

そして本題の、無事高地順応できた体で挑んだコンクール。

コンクールは土日明けの10・11日の2日間で、

初日は予選のみ、そして翌日は準決勝と決勝を行なう形で開催されました。


コンクール初日(予選)

初日は元々16時開始でしたが、事前に主催側から連絡があり19時開始に変更されました。

ちゃんと連絡をくれるのはすごいなぁ(当たり前なんだけど)と感心しつつ、

準備をして背番号を受け取るため18:30時半頃に会場に到着しました。

でもまだ会場の人の数はボチボチ、多分19時に開始したくても遅れるだろうな、っていういつもの流れ・・・。笑


ペルーはバラエティに富んだ国土を誇る国です。

乾燥した沿岸部から内陸には6,000m級の山々がそびえるアンデス山脈が国土を縦断していて、さらに内陸にはアマゾン熱帯雨林地帯が広がっています。

私たちが住んでいるトルヒーヨは沿岸の砂漠地帯で、標高はほとんどありません。


しかし今回、トルヒーヨからバスで6時間ほどの場所に位置している、標高2650mもあるCAJABAMBA(カハバンバ)という街でコンクールが開催されるとの情報を得た私たちは、初めて高地でのコンクールに参加することにしました!

最近ちょっとバタバタしていたので、久しぶりの更新です😅


もう先月の話になってしまいましたが、私たちが出演した読売テレビの「グッと! 地球便」が9月25日に無事放送されました!

シンジの母も今は日本に帰っていて、両親揃って日本で放送を見てくれて、とても喜んでくれました♪


他にも友人や、お世話になったとっても多くの方から「見たよー!」や「感動した!」といったご連絡をたくさん頂き、とても嬉しかったです。


番組を見逃した方は

11月6日からTverご覧いただけます!!

まだご覧になっていない方はぜひ!!

参議院選挙の投票のため、大使館のある首都のリマまでやってきた私達。

投票を無事終えた後、せっかくリマに来たので、普段なかなか会えないお友達に会ってきました♪

一人目は、エリさん


今年の世界大会が終わってから、各地で開催され始めているセレクティーボ(世界大会の予選コンクール)ですが、7月から私たちが参加できそうな地域で開催され始めるので、7月からのセレクティーボに向けて練習に励んでいた私達ですが、6月末から7月頭にかけて3日間ほどリマまでプチ旅行してきたので、その時のことを書きたいと思います。

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