ぺルーはとにかく、ご飯が美味しい!

ペルーと言えば、マチュピチュやナスカの地上絵、レインボーマウンテンなどなど・・・有名な観光地がたくさんある事で知られていますが、是非ペルー料理の素晴らしさ&美味しさも知ってほしいのです!

実はペルーという国は、世界に冠たる美食の国なのです!!

「ペルー料理」と聞いても、どんなものなのかイメージが浮かばない人が日本ではほとんどだと思いますが、旅行業界における優れたサービスや観光地の中からカテゴリー別に表彰されるワールド・トラベル・アワード”世界で最も美食を楽しめる国に贈られる賞「World's Leading Culinary Destination」を、

なんと"8年連続でペルーが受賞"してるんです!

ワールドトラベルアワードHP(ペルー受賞歴)


要するにペルーは

世界が認める最も美食を楽しめる国なんです!!

日本でも各地でペルー料理専門店があるので日本にいながら

ペルー料理を味わうことが出来ますよ! ぜひ調べてみてください!


食材がとにかく豊富!

ペルーという国は「海岸・砂漠地帯(コスタ)」「アンデス山岳地帯(シエラ)」「アマゾン熱帯雨林地帯(セルバ)」の3つのエリアに分ける事が出来ます。

(画像:wikipediaより) 黄色い部分がコスタ、茶色がシエラ、緑がセルバです

これらのエリアはそれぞれ気候が全く異なり、多様な自然環境を有することからペルーでは様々な食材を手に入れることが出来ます。なんと世界に存在する気候帯の3分の2がペルーに存在しているそうです!こういった特徴から、ペルーは栽培できない作物はないと言われる程、豊かな土地なんです。

しかも、ジャガイモ・サツマイモ・かぼちゃ・唐辛子・キヌア…といった多くの農作物はアンデスが原産なんです!

しかもペルーにはなんと3000種以上のジャガイモがあるそうです!!

またペルー沖は世界でも有数の漁場となっており、山の幸だけでなく海の幸もペルーではたくさん手に入ります。こういった食材の豊富さはペルーという国の大きな特徴です。

移民がもたらした食文化の多様さ

ペルーと言えばマチュピチュナスカの地上絵、「インカ帝国」といった古代文明のイメージを持つ人が多いと思いますが、ペルーは「インカ帝国」等に代表されるように古くから文明が栄えた場所でした。そこへやってきたスペイン人がこの地を「征服」し、植民地としました。そのため、先住民の食文化にスペインの食文化が混じり合い、加えてアフリカから連れてこられた黒人の食文化も混ざっていきました。

それだけでなく、ペルーはスペインからの独立後に、世界各地から多くの移民を受け入れました。ヨーロッパ(スペイン・イタリア・フランス・ドイツ等)やアジア(中国・日本)などの多くの国からの移民を受け入れたため、ヨーロッパ、アフリカ、アジアといった様々な食文化とペルーの豊かな食材とが融合し、今日のペルー料理となったのです。


代表的なペルー料理


いくつか代表的なペルー料理を紹介します!

まずペルー料理を語るのに欠かせないのは”セビーチェ”(Ceviche)でしょう。セビーチェはコスタを代表する一品で、生の魚介をたっぷりのレモン果汁と塩でマリネし、紫タマネギやコリアンダーや唐辛子などを加えた、とにかく食欲をそそる一品!白身魚や、魚介ミックス、貝類など、地域によっても様々なセビーチェを楽しむ事が出来ます。




シエラを代表する”パチャマンカ”(Pachamanca)は肉や根菜などの食材を焼け石とともに土中に埋めて蒸し上げる調理法の名前です。ケチュア語で「パチャ=大地」「マンカ=鍋」という意味からスペイン語では“Olla(Horno) de Tierra”『大地の鍋(オーブン)』とも呼ばれています。ペルーで採れるハーブ”ワカタイ””チンチョ”などを使い味付けしたお肉をジャガイモやトウモロコシなどと一緒に蒸し上げます。食材を一度に調理でき、手間のかかることから、特別な日の料理として出されます。




現地で”ビハオ”とよばれる葉に包まれた、ちまきのようなこの”フアネ”(Juane)という一品は、アマゾンで有名なお祝いフード!毎年6月23日〜25日にアマゾンの各地域で盛大に行われる聖ヨハネの前夜祭「Fiesta de San Juan」の際に食べられるものです。

ご飯の中に鶏肉やゆで卵、オリーブが包まれていて各家庭によって味付けは違うそうです。




中華料理の影響を受けて誕生した”ロモ・サルタード”(Lomo Saltado)は現地の人にとても親しまれている一品です。味付けに醤油を使っていて、日本人の口にもぴったり!牛肉をメインに紫タマネギやトマトなど野菜と一緒に油たっぷり高温で炒め、カリカリのフライドポテトと合わせた高カロリー絶品料理♪





まさに日本料理とペルー料理のフュージョンによって生まれた”マキス”『Makis(日本語の”巻き”に複数形をつけた名前です)』は最もペルー人に親しまれた”ニッケイ料理と言えるでしょう。マキスをメインにしたレストランや、食べ放題システムのお店まであります!

日系ペルー人達によって生まれた”ニッケイ料理”はペルーで一つの食のジャンルとして確立されていて、日本人として本当に誇らしいです!

まとめ

この記事を書いていたらお腹がすいてしまいました。笑
ペルー料理の魅力が少しでも伝わったでしょうか?ペルー料理を食べ回るツアーがあったら最高です。。
コロナが落ち着いたら各地の料理を求めてペルー中を旅したいです!
この記事では代表的なペルー料理をざっくり紹介しましたが、まだまだ沢山ある美味しいペルー料理を今後もブログ内で紹介していきたいと思っています♪


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