最近ちょっとバタバタしていたので、久しぶりの更新です😅
もう先月の話になってしまいましたが、私たちが出演した読売テレビの「グッと! 地球便」が9月25日に無事放送されました!
シンジの母も今は日本に帰っていて、両親揃って日本で放送を見てくれて、とても喜んでくれました♪
他にも友人や、お世話になったとっても多くの方から「見たよー!」や「感動した!」といったご連絡をたくさん頂き、とても嬉しかったです。
番組を見逃した方は
11月6日からTverでご覧いただけます!!
まだご覧になっていない方はぜひ!!
さて、私達にとって初めてのテレビ出演の思い出を少し書き残しておこうと思います。
撮影日はビルーでのセレクティーボが終わってすぐの頃でした。
ビルーでのセレクティーボの記事はこちら→ 7月17日 Selectivo Virú(ビルー大会)
今回日本から来てくださったのは、ディレクターの小高さんと、カメラマンの森田さんのお二人。
撮影初日は、初めましての挨拶と住んでいる家の紹介からスタート
そして市場での買い物とお昼ご飯の撮影をしました。
私たちの家から歩いて5分程のところには、トルヒーヨで最大の市場「エルメリンダ」があります。いかにも「南米な感じ」のごちゃごちゃした市場なんですが、ここで揃わない食材は無いと言ってもいいほどなんでもあり、なおかつ安い!
スタッフのお二人は、このエルメリンダ市場をとても気に入ってくれました。
日本の環境と比べると、一見「汚い」「危なそう」というイメージを持ってしまう方もいるかもしれませんが、市場って、その土地の人々の営みや活気を感じられる魅力があるんですよね。
また、ペルーの食材の豊かさも垣間見れる場所でもあります。
スタッフのお二人は市場の雰囲気を楽しんでくれていて、私たちも撮影を楽しめました😊♪
その後は、母とモニカが食事を作る様子や、昼食の様子を撮影しました。
せっかくなので、撮影後はスタッフの皆さんにも食べて頂いたんですが、まさかの小高さんだけ付け合わせの豆に小石が入ってました。😓笑
小高さんは食べる前に気づいたので一応問題は無かったんですが、母はかなり焦ってました。「恥ずかしくて一生忘れられへんわ」と今でも言ってます。笑
こちらで買う豆には、よく小石が入っていることがあり、料理する前によく見て取り除くのですが、なぜか今回は信じられないような大きさの小石に気づかないまま料理してしまっていました。笑
小高さん、食べる前に気付いてくれて本当に良かったです。笑
その翌日、私たちがいつもお世話になっているカリン先生のところでのレッスンの様子を撮影したのですが、
先生は、撮影があることでかなり張り切りモードになっていて😂笑
いつもはそんなことしないんですが、ウォーミングアップも生徒と混じって一緒に走ったりストレッチも一緒にやったり、カメラを意識してか、いつもより熱血指導でした。笑
先生可愛いなーと思いつつ、めっちゃしんどかったです。笑
また、週末にコンクールを控える中、これがコンクール前の最後の先生のレッスンだったのですが、踊りがあんまりうまくいかず・・・正直めっちゃ焦りました…。
そして練習が終わった後は、何故かみんなで記念撮影しました!
これはいまだに謎ですが、撮影&熱血指導で私たちも含めて皆テンション上がっちゃったのかな。笑
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モニカは写真で目つぶる率高めです。笑 |
そして、コンクール前日にリマに向けて出発。
リマでたまたま宿泊した先が、ビル―のセレクティーボに応援に来てくれたワキさんが住んでいる場所の近くだったので、ちょうどワキさんと連絡をとっていたら、仕事終わりに私達に会いにわざわざホテルまで来てくれました!
軽く食事しながらホテルの中のレストランで会話していたのですが、
何気ない話からダンスの深い話にまで盛り上がり、
話の中でワキさんが「テーマを決め、情景をイメージして、なりきって踊る事の大切さ」を私達に伝えてくれました。
練習の日々の中で、技術の向上や、ペアと息を合わせる事を考えていると、例えば踊りの途中でズレたり、想像していない流れになると、お互いを不振に思ってしまったり怖がってしまうんですよね。そしてだんだんと踊りの本質を忘れてしまうというか・・・。
まさにその状況でした。
その話を聞いて、マリネラが恋模様を描く踊りだという事をなんだか忘れていたような気がして、2人ともハッと気づかされたような気持ちになりました。
恋をする男女にお互いになりきれていなかったなーと反省したのと同時に、それを意識して踊れたら、お互いの踊りに対する謎の恐怖心も薄まる気がして、翌日の本番が楽しみになりました!
ワキさんと良い話が出来て、本番に向けて前日にいいイメージ作りが出来て本当によかったです。
ワキさんいつもありがとうございます😊!!
さて、この撮影で参加したコンクールは、首都のリマ郊外のMala(マラ)という街でのセレクティーボ(Selectivo Mala)でした。
リマ周辺のセレクティーボは参加者が多くてレベルが高いので、予選を通過することも私たちにとっては簡単ではありません。
せっかく撮影してもらえるからには、お世話になった方々や、日本の皆さんにいいところを見せたい!と自分達にプレッシャーをかけつつ、
いかに本番でイメージする人物になり切ってマリネラを踊れるか、という点も目標に掲げ本番に挑みました。
そして、本番の緊張&撮影というダブルの緊張の中でも、予選では精一杯その時の自分達を出して踊る事が出来て、なんとか予選を通過!
なりきる事を意識できたからか、踊りも息が合ってとっても楽しかった事を覚えています!
踊り終わった後は達成感というか、とにかく楽しかったという余韻に浸っていました。
その後の準決勝では、ちょっと難しい曲が流れましたが、音に合わせて2人で楽しく踊る事を意識し、気付けば音と振り付けが合わない部分は大胆に崩して、ほぼフリーで踊っていました!
もちろんそれによって余計ズレたし、自分達の足りないところはあらわになってしまいましたが、最後まで2人でストーリーを意識して踊るチャレンジが出来て、すごく達成感がありました!
しかし残念ながら準決勝で敗退し、初めての決勝にはまだまだ届かない結果となってしまいましたが、
踊り終わった後は、2人で「楽しかったね!」と言い合っていました♪
コンクールには、ワキさんとそのご友人家族が私達のことをわざわざ応援しに来てくれて、
私シンジの母も舞台のすぐ近くで日本の旗を振ってくれたので、とても心の支えになりました!
小高さんと森田さんも喜んでくれて、カメラ越しに私たちを見守ってくれた森田さんは「ウルッときた」と言ってくれました😭この2人にも良いところを見せられてよかったです!
そしてなにより「前日にワキさんと会えて本当に良かったね。」と帰りの車中で余韻に浸りながら話していたことを覚えています😊。
リマでの撮影も無事終わり、トルヒーヨに戻って残りの撮影をしたのですが、
そこで最後に父からの届け物と手紙を渡されました。
手紙には
「2人で息を合わせる事も大切ですが、マリネラは楽しく踊るのが一番です。緊張せず楽しく踊れるようにご祈祷しました。結果は神頼みでいいと思います。」
という一文があり、驚きと感動で、恥ずかしながらつい泣いてしまいました…
「なりきって踊ること」が、踊りにとって最も重要な「楽しく踊る」ことに繋がり、忘れていた大切なことに改めて気付かされたような、今回はそんなコンクールになったのですが、
その結果をまるで分かっていたかのように父の手紙に書かれていたことがなんだか不思議でした。
ディレクターの小高さんは手紙の内容を既に知っていて、
「コンクール前に渡すか後に渡すか迷って最後にしたのですが、2人が本番終わり楽しかった!と声を揃えて言っていたから正直びっくりしてました。後にしてよかったです。」
と言っていました。
離れていても思いは伝わるということを身をもって実感できたような、とても素敵な・不思議な経験になりました。
この撮影以降、私たちの踊りへの意識が変わり、踊り方もガラッと変化しました。
ありがたいことに、それから様々なコンクールで優勝したりと今まで以上の結果も出るようになりました。
撮影以降、コンクールでは父からの届け物の天河弁財天のお守りをいつも胸ポケットに入れています。
「楽しく踊る。結果は神頼み。」
踊る直前には胸に手を当て、いつもこの言葉を思い出して舞台に立っています。
今回の撮影は私たちにとって、とても大きな転換点になりました。
実は最初、小高さんに
「撮影は日を追うごとに疲れて嫌になる、早く終わって欲しいって思いますよ」
って言われてて、めっちゃ構えさせられたんです😂
でも2人と過ごした時間が楽しくて、むしろ撮影が終わって2人が帰ってしまう事の方が嫌になってました😂
私達のありのままの姿を2人に見せたので、短期間でとても近しい存在になったような、そんな感覚でした。
そして、2人の人柄にもめちゃくちゃ魅かれました!!
またいつか会える日がとっても楽しみです!
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小高さん、森田さん 本当にありがとうございました! とっても素敵な思い出になりました♪ 今度お会いする頃には世界チャンピオンになりますからね😤!! |
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