今年の3月半ばにペルーで非常事態宣言が出され、家でマリネラのオンラインレッスンを受けるようになって9ヶ月が経ち、とうとう12月になってしまいました・・・。

コンクールも無く、基本家にいる生活を続けていたからか、日々の変化が少なくて、思い返すとあっという間に感じます。

ペルーは未だに国家緊急事態令が続いていて生活に制限がかかっていますが、ちょっとずつその制限は緩和されていて、現在はペルーの保健省「MINSA」(Ministerio de Salud)のプロトコルの規定にしたがえば、レストランのイートイン営業や、スポーツジムなどの営業も再開できるようになってます。

ある日、トルヒーヨでお世話になっている先生から「通常レッスンを行なう準備が進んでいる」という話を聞いて、早速予定を組んでもらい、9ヶ月振りに直接指導を受けにいきました♪


ひさしぶりに先生の教室へ向かうので、「あれ、何を持ってったらいいんだっけ?」と準備がなかなか進まず、ずっとソワソワ緊張してました。家でグータラしすぎて色々鈍っていますね・・いつもの日常に戻るのも一苦労。笑 

緊張しながら早足で教室に向かい、9ヶ月ぶりに教室を覗くと・・・

画面越しに見ていた先生の姿が♪挨拶を交わしてすこしホッとしました♪

※ペルーでは本来、男性同士なら握手、女性は相手の性別関係なくほっぺにキスをするのが挨拶の基本ですが、コロナ以降は相手へのマナーとして、体を近づける挨拶は避けられており、肘をつき合わせたり、言葉を交わすだけの挨拶が基本になってます。


さて、今までのように教室にパッと入ることは出来ません。今まで、先生の通常のレッスンは生徒が入れ替わり立ち替わり、ノンストップで行なわれていましたが、現在はレッスンの間隔を30分空け、その間の30分間に先生達は「換気」と「清掃」を行なってくれています。もちろん生徒も、次のレッスンの人が来るまでに教室を出なければなりません。


先生にとっては、受け入れられる生徒の数が減るので大変かとは思いますが、これなら安心してレッスンが受けれます。

教室に入る前にはこのように検温と






念入りな消毒が行なわれます!










体全体に消毒液を吹きかける行為を先生は「washi washi」と名前をつけていて、先生は「はい、ワシワシするよー。」って言います。こういう可愛らしい一面もある先生です♪



ちゃんと靴の裏も消毒して、ようやっと教室へ♪





懐かしいー♪
ここでレッスンを受けれる人数は1時間に最大4人まで。ペア2組までが定員です。
初日は私たちしかいなかったので、贅沢なレッスンでした!
オンラインでも先生の指導は素晴らしいですが、やっぱり直接受けるレッスンのほうがいいですね!!タイムラグも無いので問題をすぐに指摘してもらえるし、程よい緊張感もあって、いい練習ができました。オンラインレッスンでほぼ毎日踊っていた体とは思えないくらいバテてしまって、ちょっと焦りました・・・。また気を引き締めて頑張らないといけません。


お世話になっている「カリン先生」

ここで改めて、私たちがトルヒーヨでお世話になっているカルロス・レオン(Carlos Leon)先生、愛称「Carín(カリン)」先生を紹介します♪(※写真は2020年1月11日に撮影したものです。)

私たちとカリン先生(2020年1月11日撮影)


先生とは今年1月の世界大会前に出会い、世界大会に向けて沢山のご指導を頂いた、今もお世話になり続けている先生です。

様々なコンクールやセレクティーボで優勝経験をお持ちで、世界大会では決勝に出場された経験をしている実力者でもありますが、指導者としてのキャリアも長く、多くのダンサーに信頼されていて、マリネラ界でも有名な指導者の一人です。

私たちの課題を的確に見つけ出し、体の使い方や足技のバリエーションなどの技術面はもちろんですが、先生は一つ一つの動きの意味や、踊りの中の「ストーリー」、つまり「表現力」にしっかり重きを置いて念入りに指導してくれます。動くだけで、本当の意味で踊れていなかった私たちは、その指導がとても必要で、今も先生の指導を受け続けています!


これからの世界大会の話


こうやって少しずつ日常が戻りつつある中で、帰り際に先生とマリネラの世界大会について話したのですが、もしかしたら来年の7月に200周年を迎えるペルーの独立記念日に合わせて行なわれるのではないかとの噂が・・・♪

この話の流れで報告しますが、前回の記事に書かせてもらった、今年初開催となる予定だった、世界大会予選コンクールであるセレクティーボ(パチャカマック大会)が、来年2021年の1月9日に延期されました。
世界大会を主催する団体「クルブ・リベルタ」の発表によると、開催予定日付近で、ペルー警察によるストライキがあるとの情報が広まり、コンクール参加者や審査員を含む関係者の安全性を考え延長したとのことです。


警察側は、このストライキの可能性を否定し、結局警察のストライキは起きませんでしたが、ペルーは11月に1週間で大統領が2回も代わり、各地でデモが行なわれたり、警察とデモ隊の衝突が起きるといった政情不安が未だに続いているため、この判断は仕方ないことだったとは思います。

とにかく来月、無事開催されることを願うのみです・・・。

そしてその後、世界大会に向けた何かしらの道筋が見えてくるでしょう!!!

先生に久しぶりにお会いして、モチベーションがまたグッと上がりました♪



           




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