ちょっと手続きで国境を越えないといけない諸事情があり、ここからだと一番近い外国がエクアドルで、しかもエクアドル国境の近くの街でマリネラのコンクールも開催されるという情報もあったので、じゃあ車で寄り道しながら行こう!ということになりました。
まずは私たちの住むトルヒーヨから北へ400kmほどの位置にある、PIURA(ピウラ)市まで向かいました。ピウラ市は、ペルーの北に位置するエクアドルと国境を接しているピウラ県の県都で、赤道に近く砂漠の中にある「常夏の街」です。
実は私シンジの母は、ピウラ県のHuancabamba(ワンカバンバ)という町の出身で、ピウラという地域は自分にとってルーツのある、幼いころから何度も訪れているなじみ深い場所なんです。
さて、明け方にトルヒーヨを出発した私たちは昼前にはピウラに着きました。7時間ほどの移動で疲れたため、この日はゆっくり過ごし、翌日はピウラから車で北に1時間弱のところにあるSullana(スジャーナ)という町でマリネラのコンクールがあったので、参加すべく向かいました。
コンクールの開始時刻は午後1時から。しかし、ペルーのコンクールは基本的に時間通りには始まりません。笑
しかも私たちのカテゴリであるAdulto(大人の部)は通常一番最後に始まるので、開始時間から2時間ぐらい遅れていっても待ち疲れすることが多いです。
私たちが会場に着いたのは開始予定時刻から4時間が経った午後5時。
それでもまだ、小さな子供たちが踊っていて大人の部が始まるのはまだ先な感じでした。笑
一番年齢の低いカテゴリのペア。めちゃくちゃ可愛くて会場中がほっこりしてました。 |
結局、大人の部が始まったのは午後8時ごろ。
決勝の時の様子。最後なので観客はほとんど帰ってました。笑 |
決勝では、2曲目の最後らへんで音楽が止まり、2曲目の最初から再スタートという信じられないようなハプニングがありましたが(笑) なんとか優勝することができました!
これでペルーのコンクールでは2度目の優勝です。 初めて優勝した時の記事はこちら
優勝すると貰えるバンダ(襷のような飾り/下)とエスカプラリオ(胸飾り/上) 女性はバンダ、男性はエスカプラリオを貰えます。 |
幸先よくコンクールで優勝できた翌日は、さっそくエクアドルへ向かいました。
元々は海沿いを走ろうかと思っていましたが、地図を見ると
「あれ、こっち側の国境めっちゃ近くない?」というルートを発見。
元々予定していたルートだと、ピウラからエクアドル国境まで5時間半程度かかってしまうのが、新しいルートだと2時間で行ける距離。
調べてみると、その国境がちゃんと営業しているという情報があったので、日帰りでエクアドルへ行くことにしました。
朝食の後に出発して昼前には国境の橋に着きました。
橋の向こうは、エクアドル |
「どこまで行くの?近くまでなら手続きいらないから勝手に通ってー」と少し面倒くさそうな様子。笑
確かに車を停めて出国手続きしようと思っている間にも、手続きなしに国境を越える車が何台も通っていました。
国境ってこんな緩くていいのでしょうか?笑
面白いなーと思いつつ、正直に「今日中にペルーには戻るんだけど、実は手続きのために出国&入国の手続きしなきゃいけなくて、手続きしてくれませんか?」
とお願いしたら、「あーそういうことねー」と、手続きしてくれました。
出国手続きを終え、エクアドル側に入り入国手続きにいくとエクアドル側も
「近くの街までだったら手続きしなくていいけど、どこまで行くの?」
と聞かれ、正直に目的を伝えると問題なく手続きしてくれました。
美味しいかき氷でも売ってそうな、エクアドル側の入管プレハブ |
さて、無事にエクアドルに入国した頃はそろそろ昼頃。国境の橋から一番近くの街まではここから車で30分弱ぐらいとの事だったので、そこでお昼を食べて戻ってくることにしました。
着いた町はZapotillo(サポティージョ) 街並みが可愛らしい小さな町です。
お腹がすいたので、中央公園の近くのレストランに入りました。
せっかくなのでご当地料理を食べたいと思い、レストランで聞いてみると、Chivo al hueco(チボ・アル・ウェコ)というサポティージョ名物の料理があると教えてくれたので、頼んでみました!
このChivo al hueco、直訳すると「ヤギを穴へ」という面白いネーミング。
ココナッツ売りのおじちゃん |
買ってみました。一つ130円ほどで、ここでもペルーのお金が使えました。 |
公園の木にでっかいイグアナ |
17時には国境が閉まってしまうので、食後に少し散歩した後すぐにペルーへ帰国。
かなりあっさりっとした国境越えの旅となりました😆
日本にいると国境を地上で越えるなんて事が無いので、隣の県境に車で行ったくらいの感覚でした!!
でも地続きの隣の国と言えど、国境に近づくにつれて雰囲気が変わっていって、違う国に来た感覚があったのでとても面白かったです♪
追記1
ピウラに帰ると、日本人にはおなじみのKUMON(公文)の看板が運ばれてました。ペルーでも時々見かけます。世界のKUMON。
追記2
モニカは昔から手荒れに悩まされていて、エクアドルへ向かった時は手荒れのピークでした。
手荒れがちで指紋が取れないことがあるので、医師の診断書を常に携帯しているほどです。
この写真を撮ったのはトルヒーヨに戻ってからで、かなり症状が落ち着いている状態です。ひどいと全体が赤みを帯び、あかぎれや小さな水疱ができて痛痒くなります。 夜中に起きてしまう事も…😫 |
出入国で指紋の登録を求められることが多いですが、タイミングによっては指紋が全く取れないこともあるモニカの手は、いつも各国の入国管理官を悩ませます。笑
今回も全く指紋が取れないので、イミグレのおっちゃんの苦笑いを引き出すことに見事成功しました。笑
ペルーの色んな薬を試しているのですが、なかなか治らないモニカの手荒れ。
ネットで調べたらこのクリームが結構効くそうなので、日本から送ってもらうことにしました。
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