2021年の8月末から5ヶ月ほど日本に帰国し、故郷での生活を思う存分に満喫した私達ですが、もちろん、ペルーに戻ればまた世界チャンピオンになるための挑戦が始まります!

今回は、ペルーに帰国してから参加した2つのセレクティーボ(世界大会の予選コンクール)について紹介していきます!



SELECTIVO VIRÚ(ビルー大会)

2021年の8月末、第61回世界大会参加後すぐに日本に帰国して、その後の9月頭には次の第62回世界大会の開催週間と、それに向けた各地の予選会の日付が発表されていました。

なんと次の世界大会の初日は2022年2月27日(3月6日まで)で、私達がペルーに到着する予定日の1月13日から1ヶ月と14日しか無い事を日本帰国後間もなく知りました😂

日本に居る間は練習出来そうにも無かったので、頭の片隅で「練習どうしよう・・やばいなぁ〜。」なんて思いながらも、日本で毎日せわしなく、楽しく過ごしていました。

世界大会前のセレクティーボの日程を確認したところ、ペルーに戻ってから私達が参加できそうなのが2つあり、それがトルヒーヨから近くの地域「Virú(ビルー)」のセレクティーボと、リマで開催される「Metropolitano(メトロポリターノ)」でした。どちらも1月中に開催となりましたが、ビルー大会はなんとペルーに帰国して3日後の1月16日でした!

正直モニカは「え、参加する?!時差ぼけとかで体調整えれるかなぁ・・・?」とちょっと乗り気ではなかったですが、

シンジに「なるべく世界大会前に舞台慣れしたほうがいいよ!いい結果出せるかどうかは別として!」とまともな意見を言われ、すこし不安を抱きながらも参加を決めました。笑

さて、ペルーに無事帰国した私達はのんびりしていられません。競技者としてのスイッチをオンにします。

いつもお世話になっているカリン先生のレッスンにすぐにでも戻りたかったのですが、とりあえずビルー大会は自分達で調整しよう、ということで一生懸命時差ぼけを直し(ひたすらだらだら過ごしただけですが。笑)、家で前回の世界大会の振り付けを使用しながら動きを確認して、本番の日を迎えました。




先ほどスイッチをオンにするとか言いましたが、ぶっちゃけ、この時はぜんぜん練習しませんでした。笑 スイッチどこにあんねんって感じでした。笑

でもなぜか焦りは無く、妙に余裕がありました!逆に自分達に期待してないからなのか、どっちかというと久しぶりの大会にワクワクする気持ちの方が上回っていました。

会場では、カリン先生や友達と久しぶりに再会!ペルーに戻って来た事をより実感した瞬間でした♪



コロナの制限も緩和されて、バンドの生演奏なのが嬉しい!!

そして大会は進行し、夕方頃に私達のカテゴリーの予選がスタート。

案の定みんな呼ばれてもすぐには並びたがらず、私達もなんとなく周りの様子を見てみるマネをしましたが、でも結局私達はいつも通り一番最初でした😅

緊張する間もなくいざ舞台へーー!!

こちらの動画はその予選の時の踊りです!


2人ともリラックスして踊る事が出来ました!

全然練習できてなくて、久しぶりの本番でどこまで出し切れるか想像もつかなかったので、思っていたよりいい出来になってとりあえず一安心の2人😅。

おかげで無事予選を通過したのですが、さすがに練習不足の体は正直で、踊り終わった後はめっちゃ息上がってました。。笑 

踊り終わった後カリン先生に、「スピード感が無かった、もっと流れるように踊った方が良い。」とアドバイスを頂きました。

私達は、「もう次の準決勝で最後だろうし、先生にもらったアドバイスを意識して全力で踊って帰ろう!」と2人で心に決めて次の準決勝の舞台へ・・・

先生のアドバイスを意識したおかげで、予選より力強さとスピード感はアップした気がしました!

こちらが準決勝の動画です!


なんとか出し切る事が出来ましたが、2人ともヘロヘロ😅

踊りに支障は出ませんでしたが、シンジは踊りの最後の方、酸欠過ぎて頭が回っておらず自分達が今何曲目を踊っているのか分からなくなってました😨笑


そしてしばらくして大人の部の番号のアナウンスが・・。

私達は準決勝を踊り終わった後、もう終わった気で自分たちの踊りの動画を見て反省会をしてて全然聞いてなかったのですが、先生や先生の奥さんが遠くから、「あなた達通過してるよ!」と教えてくれました。

え!まじ?!ペルー来て練習無しで、いきなり初めて決勝まで行けちゃった?!」ってちょっと浮き足立っていたら、よく聞いてみると私達を含めた3組が3位タイの同点で並んでおり、決勝にいく1ペアを決めるための再試合で呼ばれていました😅💦

会場のアナウンスって反響するし多分マイクの性能面もあるのかめっちゃ聞きづらいんですよね・・。笑

みんなで勘違いしちゃってました😂

あーー変に期待して喜んじゃったーー😂なんて思いましたが、せっかく来たチャンス!!

すでに予選から本気で二回踊り終えていて、死ぬ程疲れていたのですが、ここが勝負どころなのでやるしかありません!!

同点の再試合の場合は半分のマリネラだけ踊るのでそれが救い😅💪

そのときの2人の出来る限りを尽くしました・・・・・



が結果は決勝に一歩届かず、ビルー大会は4位という結果で終わりました💦

まさかここまでハラハラする充実したセレクティーボになるなんて想像もしてなかったです!予想外に久しぶりの舞台を満喫しまくりました😆

※ちなみに、こんな風に喜ぶのもなんですが、このビルー大会であの「3位はねーよ」さんに勝ちました・・・!笑

あの「3位はねーよ事件」(詳しくはこちらの記事で笑)以来、勝手にライバル視していました。笑

実は例の事件以来初めての対戦で、あの時の目標をこんなタイミングで果たすことができました。笑



SELECTIVO METROPOLITANO(メトロポリターノ大会)


こうしてペルーに戻っていいスタートを切った私達は、カリン先生のレッスンの受講を再開し、次のメトロポリターノ大会に向けて準備をしました。

ビルー大会の時は、練習する時間が無かったので前回の世界大会の時と同じ振りを使ったのですが、さすがにもう振りを新しくして世界大会に向けて準備していこう、ということで、家で2人で新しい振りを作ってはグループレッスンの中で試し、修正しながら2人の踊りのベースとなる部分をちょっとずつ新しくしていきました。

そして2週間後、新しくなった振りを試す舞台、セレクティーボ・メトロポリターノに参加するためリマへ出発。




メトロポリターノ大会の開催場所は、空港のあるエリアでありながら、治安の悪さでも有名な「Callao(カヤオ)」にある「Coliseo Miguel Grauミゲル・グラウ大体育館)」でした。

当日なるべく移動のストレスのないよう会場の近くでホテルを探したんですが、良さそうなところがあんまりなくて、、、結局留学時から2人が親しみのある「Pueblo Libre(プエブロ・リブレ)」という地域でホテルをとりました。プエブロ・リブレは住みやすくて、環境は最高です。カヤオまでも混んでなければ車で20分くらいで着きます。

念のために当日より1日早めにリマに到着し、自由な時間があったので、日本のクルブ・リベルタの名古屋支部を運営されているオルベゴソ親子と連絡をとり、ご飯を食べにいきました♪名古屋支部には、私達がペルーに移住してきて初の世界大会(2020年度の第60回世界大会)の際、名古屋支部の大人部門チャンピオンとして参加したため、お世話になりました♪

それ以来お二人には会えていなかったので、とても久しぶりの再会で嬉しかったです😊

手前2人がマリオ親子(父子共に名前がマリオです。パパマリオと子マリオと呼び分けます。笑)私達の後ろは子マリオさんのお友達♪一度クラブに飲みにも行った仲です!まさかの3回目のワクチン接種後だったみたいで、めっちゃ眠そうでした💦笑

パパマリオと♪


そしていよいよ本番当日。当日は私達の応援にモニカの叔母、ティア・ロクサナが駆けつけてくれました!トルヒーヨとリマの距離ではなかなか会う事が出来ないので、踊ってる姿を直接親戚に見てもらえるのはとても嬉しい!!

(※スペイン語でおばティアおじティオと言い、名前の前につけて呼びます)

さて、このメトロポリターノ大会は人口の多いリマで開催される上、世界大会前の最後のセレクティーボでということもあってか、参加人数がめちゃくちゃ多いんです。


さて、当日会場に着くと、予定していたタイムスケジュールを大幅にオーバーしている事に気付く😨

一応私達が踊るであろう時間帯をなんとなく予測して動いていたのですが、全然予想は的中せず、かなり待ちくたびれました💦ティア・ロクサナは余計に疲れた事でしょう・・😓

ビルー大会の何倍もの競技者&観客が集まっていて、なんだかすごい迫力・・。

メトロポリターノ大会はまさに世界大会の前哨戦といえます。

人の多さと待ち時間に疲れながらも、大人の部が近づいてきたので会場外の広場で調整を開始。

そこから2人の調子が思わぬ方向に・・・。

会場から漏れる音楽を利用して軽く踊りながら呼ばれるまで待っていたんですが、どうも2人の息が全然合わない・

2人の経験上、モニカの精神状態に左右される事が多く、この時は全然集中出来ていなくて、シンジが話していてもどこか心ここにあらずな状態でした。

息の合わない嫌なイメージを払拭出来ぬまま出番を迎えてしまい、舞台ではびっくりする程体がこわばっていて、足も重たく、初めて出た世界大会の舞台のような感覚を思い出しました。舞台に磁石があるような、足が引っ張られる感じ

案の定2人の踊りは全然ダメでした😣。

ティア・ロクサナがせっかく来てくれたのに良いところを見せれず本当に残念。

予選の時点で、確かもう夜8時をまわっていました。かなり待たせてしまったなぁーー😣

私達は踊り終わった後、もう感覚としては絶対予選通過しないなと思いながらも、わずかな期待を残して結果発表のアナウンスを待ちました。

案の定私達の番号は呼ばれず、そこで全ての緊張が解けガックリきました・・・。

せめてもの記念にと無理矢理笑って撮った写真がこちら・・。笑




その後はティア・ロクサナと一緒に会場を出て、迎えにきてくれた旦那さんのティオ・ハロルドと一緒に近くのレストランへ。

私達は昼からまともな食事をとっておらず、会場についてシリアルバーをちょっと食べたくらいでずっと動いていたので、踊る時はかなりの空腹状態でした。でもずっと緊張していたからか2人とも食欲は無く、連れて行ってくれたレストランでこの日初めてのまともな食事をとる事になりました。もう夜9時頃でしたね😓

優しいティア・ロクサナは、「ちゃんと食べていないからよ!」と励ましてくれました😢

長時間待たせて、踊りが良くなくて、本当に申し訳ない・・・

緊張と申し訳なさとで、終わってしばらくモニカは胃痛がしてました😭苦笑

今回の大会は、ちゃんと食事をとる事の大切さメンタルを整える事の重要性を学びましたね。

やっぱり、家から行ける距離の大会と、長距離の移動をして挑む大会では体への負担が違いますし、旅先での環境や食べ物の変化はきっと気づかない内に心身に影響を与えているでしょう。

その上、女性がリードする踊りなので、女性が緊張で萎縮したような踊りをすると、どんなに男性が頑張ろうといい点はもらえません。本当にそこはシビアに見られますし、ちゃんと結果に表れます。

この大会で感じた事、悪いコンディションの自分達を客観視して、今後それをどう切り替えるか、食事面やメンタルトレーニングなど、いろんなアプローチで解決していきたいです!



翌日のお昼は、リマにいる日本人の友達エリさんに会いに、待ち合わせ場所のスタバへ💨

彼女は日本領事館で働いていて、月曜日のお忙しい中の僅かなランチタイムに、私達に会うためにわざわざ駆けつけてくれました!

実はエリさんもマリネラを踊っています♪貴重な日本人マリネラダンサーのお一人です!

彼女とはペルーに移住して初めての世界大会で出逢い、仲良くなりました😊

日本語でマリネラについて語り合い、共感できる友人が現地で出来るなんて、エリさんは本当に貴重な存在です😌

今回のメトロポリターノ大会の事や世界大会に向けた話など、短い時間でしたがお話しさせて頂きました♪

エリさんも、しばらく踊れていなかったマリネラの練習を最近再開したそうで、エリさんがマリネラをまた楽しんでいる事を知って私達もすごく嬉しかったです♪

今回は本当に僅かな休憩時間の中駆けつけてくれたので、また今度はゆっくりお話出来るように時間を作りたいです😭わざわざありがとうございました!元気な姿を見れて嬉しかったです💗

せっかくのリマ旅行なので、家族に会ったりどこかに出かけたりと、トルヒーヨに帰る前にもっと楽しみたかったのですが、その後は大会疲れなのか、モニカがすこし体調を崩してしまい、結局ホテルでダラダラ過ごしてトルヒーヨへ帰りました😢

僅かですが思い出の写真をアップします。

朝食をとりに、ホテルから徒歩圏内にあるカフェ「ORIGEN(オリヘン)」へ。このカフェは2014年の留学時にも行った事があります♪コーヒーにこだわっているお店で、おいしい軽食やデザートも提供しています。

思ったより辛くてむせているシンジ。笑 このセビーチェ屋さん「El famoso(エル・ファモソ)」には絶対行こう!ってリマに行く前から決めていました。めっちゃ美味しいんですここ! このレストランも留学時に知ったお店です。そんなに飾り気の無いシンプルなお店ですが、店員のアテンドが素晴らしかったです。リマに行かれた際には是非!

私は魚介のリゾットを頼みました!めっちゃ美味しかったんですが、一人前の量じゃなくて、2人ともそんなに調子が良くなかったので、半分近く残してしまいました。涙 もったいない😭

帰りのバスターミナルで画面に釘付けになるおっちゃん達と、すっかり馴染んだシンジおじさん。笑 たまたまトルヒーヨへ帰る日が、ペルーの大事な大事なワールドカップ予選とぶつかって、出発ギリギリまでターミナルのテレビで見ていました。なんとこのバスターミナルは、実際に試合が行なわれていたペルーの国立競技場と道を挟んですぐ横に位置しているので、ペルーが点を決めた時の響めきがバスターミナルまで聞こえてきて感動しました!開始早々失点してしまったペルーでしたが、なんとか同点に追いつき最低限の勝ち点1をとれたので、シンジは安心してバスで眠りにつきました😆笑
バスターミナルから見える国立競技場


まとめ

こうして、ペルーに戻ってから怒濤の約3週間が過ぎていったのですが、やっぱり、昼夜逆転するし食べ物も変わるしで、アラサーの体にはちょっと無理があったのか、思わぬところで体は正直に反応しているのが分かりました😂

実は、メトロポリターノ大会に向けリマに出発する直前はシンジが体調を崩していました😓

なんとか回復を間に合わせてリマに向かったんですが・・・笑

リマではモニカが今度は調子悪くなるしで、、やっぱり体は変化に追いついていなかったんですね💦

でもここからあっという間に世界大会の日はやってきます。

次は2月27〜3月6日に開催された世界大会について書いていきます💪

書きたい事が溜まりに溜まっていて更新かなり遅れてますが・・笑

思い出せるうちにマイペースに書いていきまーす😁


追記 その1


ビル―の大会で見かけたマリネラ好きのマリオ(笑) 

ちらっと見かけた、中のおじさんはすんごい汗でした。


追記 その2

リマで泊まったホテルの部屋に飾ってあった自由の女神が、
なぜか東京・お台場のレプリカ自由の女神。笑


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