皆さんあけましておめでとうございます!
¡FELIZ AÑO NUEVO!
久しぶりの投稿です。汗
今年もマイペースでゆるりとした更新になるとは思いますが、どうぞよろしくお願いします!
今年はコロナが落ち着き、もっと新しいマリネラ情報を発信できるような年になってほしいと願うばかりです。
コンクールにもはやく出たい・・!
実は12月後半から、いろいろあってちょっとSNSから離れていたので、
この機会に年末年始どう過ごしたのか報告させて頂きます。(長くなります。笑)
12月頭に通常レッスンが再開し、月・水・金は教室に通い、火・木・土はオンラインクラスを受けるという贅沢なマリネラ生活を送りながら毎日楽しく過ごしていた私達。
そんなある日、教室でレッスンを受けていたら、カリン先生から真志に「ポンチョ」を着て踊ってみないかと提案があり、挑戦しはじめたりもしました。先生は、ポンチョを着るスタイルでマリネラを踊られている方です。
ポンチョは日本でも知ってる方は多いと思いますが、首から通す貫頭衣で、以前紹介した記事の写真を見ると分かるように、マリネラ・ノルテーニャの男性「チャラン」を代表するスタイルの重要なアイテムの一つとしてポンチョはあります。
誰もが着てパッと踊れるものではなく、扱い方・魅せ方など、求められるテクニックが変わります。前から「ポンチョいいなぁ。」なんて言いながら、なかなか始めるキッカケがなかったので、ポンチョで踊るスタイルのマスターであるカリン先生から言われすぐに挑戦し始めました!
なかなか難しそうですが、一緒に踊ってみて私自身もポンチョに魅了されました。ペルーらしさがグッとあがるし、ポンチョをなびかせた大きな動きはカッコいい!
スーツスタイルはシュッとしたスマートな雰囲気、ポンチョはおおらかでズシッとした安定感のある雰囲気があります。自然と私の踊りにも感情が入りますね、ポンチョ姿素敵!♥︎
そんな感じで久しぶりに新鮮な毎日を過ごしていたのですが…
クリスマスの3日前、真志の体調がすこし悪くなり、その日予定していたオンラインクラスは念のため休み、様子を見ていました。最初は疲労からくる軽い風邪かと思っていたのですが、その後なかなかの高熱と咳、頭痛の症状があったので、コロナを疑い念のためPCR検査を受けに病院へ。
すると結果は「陰性」でした。
コロナじゃないと分かったのでひとまず安心し、解熱剤と咳止めを服用しながら安静にさせていました。そのおかげか高熱や咳は徐々に収まりつつあったのですが、今度は微熱が続き、食欲不振と吐き気、そして、日に日にじわじわと悪化していく体を動かせないほどの異様な倦怠感に苦しめられていました。
クリスマスは豪華なごちそうを用意していましたが、真志はあまり食べれず、お母さんも私も、ただただ心配な気持ちでクリスマスを過ごしました。
強いだるさで一日中寝ていた真志を心配して、少しは太陽を浴びた方が良いと思い、家の前の公園を一緒に散歩したんですが、小さな公園を一周したら、もうしんどいと座り込んでしまうほどでした。。。毎日運動している人がここまで動けなくなるのはちょっとおかしいなと心配になりました。
そして夜はだるいのに体がムズムズして寝れないという、ほっておけないくらいかわいそうな状態だったので、お母さんがもっていた睡眠薬を少量飲ませました。それが、最後の一撃になってしまったなんて。。
クリスマス後の週末も体調が悪化し続けていたため、週明けに総合病院に向かいました。私たちは何科にかかったらいいのかわからないままでしたが、その時本人はもしかしたら肝臓が怪しいと思っていたらしく「血液検査をしたい。」と言ってきました。それがなんと的中。
沈黙の臓器といわれる肝臓の数値が異常でした。たしかγ(ガンマ)-GTP という肝臓の解毒作用に関係している酵素が、健康な状態で男性は10〜50らしいのですが、そのときの血液検査の結果が2400を超えてました。。。。
肝臓の細胞がなんらかによって破壊されると、この酵素が血中に流れ出るらしく、その数値が100からアルコール肝障害や肝炎を疑って病院いかなきゃいけないらしいのですが・・・2400って!
完全に肝臓がやられている・・・。
日本だとこんな状態の患者を放っておくことは無いと思うのですが、この総合病院では血液検査をしてもらっただけで、こんなやばい状態の救急レベルの患者に結果を渡すだけでなんにもしてくれず。しかも検査が終わったら先生方が休憩に入るとのことで、自分達で救急で見てくれるクリニックを探して、救急対応しているクリニックに駆け込みました。
このご時世、コロナの影響で付添もできず、そこからも私はとにかく外で待つことしか出来ず、待ってる間肝臓の病気を色々調べては不安になってを繰り返してほろほろ泣いたり・・・
その後数時間待ち、真志の手当が終わって入院が決まり、病室が与えられたところでようやく面会できました。朝から病院をまわっていたのに、もうその頃は夜8時くらいでした。
主治医からは「A型肝炎の可能性が高いが、肝炎を引き起こすウイルスは何種類かあり、どのウイルスが原因によるかで治療方法が異なります。しかもその検査は首都のリマでしかできないらしく、今から血液をリマに送って、検査結果が出るまでは点滴で栄養を送って安静にするという対処療法しかできない。」とのことでした。
入院前からすこし黄疸(肝機能の低下で皮膚や白目が黄色くなること)の症状が出ていたのですが、入院中にはだんだん白目や体中の皮膚がかなり黄色くなっていき、とても怖かったです。
2日程待った後「予想通りA型肝炎でした。」との報告が。日本ではほぼ感染することが無いウイルスですが、衛生環境の整っていない場所の多い発展途上国に多く蔓延しているのがこのA型肝炎ウイルスだそうです。そして主治医から、睡眠薬をあげたことは肝臓に良くなかったと言われてしまいました。その時は「なんとかしてあげたい」と思ってやったことですが裏目に出てしまいましたね。素人が病院にかかる前に勝手な判断をしてはいけないなと反省しました・・・。
でもここでようやく、真志の病気の名前が分かって少しだけホッとしました。
そして気付けばもう大晦日・・・・。
主治医から、まれに著しく重症化して劇症肝炎になる可能性があり、入院時の数値が酷かったのもあったため、もう少し入院して様子を見たらどうかという提案がありましたが、A型肝炎に効く薬は無く、治療は栄養を取りながら安静にするしかないらしく、それなら家にいても病院にいてもやることはほとんど変わらなかったので、心配ながらも退院という選択をしました。
おかげで、年越しは病室ではなく家で過ごすことが出来、家の屋上からペルーらしい年始の風景を眺めることが出来ました。下の動画は、年越しの瞬間の外の様子です。途中、私のエセ関西弁も入っていますがお気になさらず。笑
そして数日間、減塩、油少なめ、栄養バランスを考えた料理をお義母さんと分担して作り、とにかく年始からしばらくはほとんどベットで安静に過ごしてもらったおかげで、現在はいつもの元気な真志に戻っています!まだまだ、激しいマリネラのレッスンに戻るまでは時間がかかりそうですが、これからちょっとずつ運動を始めていこうという所です。
2週間ほど、本当にしんどそうで、楽しい会話も一切出来なかったので、健康でいることの大切さ、素晴らしさを痛感しました。
実は真志、肝臓がやられた経験がこれで二回目なんです。。5年くらい前にも珍しいウイルスで肝臓がやられちゃって。それでも最初はなんだかよくわからぬまま東京のマリネラのイベントに出て、踊ったあと吐いてました。その時は、しんじのハンサムな顔が何処・・ってくらい顔も膨れて・・。その後、病院いっても最初は「何も問題ありませんね。」とか言われちゃって、ちょっと怒り気味に「問題ないわけあるかっ!!」って訴えたらようやく血液検査をしてくれて、その後、お医者さんが慌てて「肝臓やばいやん!」って気付いてなんとか病気にたどり着いたんです。本当に、肝臓って怖い・・。
肝臓の病気って酒飲みの病気にも聞こえますが、二回ともウイルスによるものでした・・。なんならペルーでは日本にいたときより、食事の面でも運動の面でもめちゃめちゃ健康的な生活してます。お酒もめったに飲まないですしね。
もう三度目は無いように、そしてちょっとでもおかしいなと思ったら早めに病院にいこう・・。そう思いました。
今年も、これから先も、とにかく『健康』に気をつけようと思いました。
はやくポンチョ姿の真志とマリネラを踊りたい!
こんな感じで私たちの2021年が始まりました。笑
追記:実はペルーでは新年に黄色いものを身に着けるという習慣があります。
黄色は新年のラッキーカラーで、年末にはあちこちで黄色いグッズが売られていて、新年を迎えたら皆黄色いものを身に着けてお祝いするというのがペルー流のお正月です。
真志は皮肉にも全身がまっ黄色な状態で新年を迎えたので、きっと今年はいい年になるねと元気になった今だから、2人でそんな冗談を言い合ってます。笑
今はまだマリネラを踊れる状態ではないですが、早く2人でマリネラを踊りたいです!
世界はまだまだコロナで大変な状況ですね。日本でも最近は感染の拡大が続いているのがとても心配です。
2021年はすこしずつ世界が良い方向に向かっていくことを祈っています。
皆さんも健康にはくれぐれも気を付けてお過ごしください!!
今年もどうぞよろしくお願いします!
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