2022年2月27日〜3月6日まで行なわれた第62回マリネラ世界大会。

実は今大会のために2人とも衣装を新調しました!

まずはモニカの衣装から紹介していきます♪


モニカがトルヒーヨで一度ブラウスを作ってもらったエレナさんという女性の方に、今回はブラウスとスカートを作ってもらいました!

伝統的な衣装が欲しかったので、まずエレナさんに私が欲しい衣装のイメージとして、以下の写真と、これに似たような衣装の写真をネットで検索して見せたら、


「あぁ、あなたはモチェーラの衣装が欲しいのね」

と言われて驚きました!

というのも、モニカはこれを「ワンチャケーラ」という別のスタイルだと思ってたんです。

「え?これはワンチャケーラでは無いの?!」と聞くと、

モチェーラワンチャケーラもブラウスのベースのデザインや形は似ているけど、ワンチャケーラのブラウスには肘下辺りから手首にかけての部分と、胸元の部分にRichelieu(リチェリウ)という刺繍が入っているのが特徴なのよ。」と言われました。

モチェワンチャコも同じトルヒーヨ郡の中にある街なので、似ているんでしょうか・・・。

ちなみにリチェリウという刺繍はマリネラの女性の衣装によく見かけるもので、私がすでに持っている衣装の中にもこのリチェリウが施されているものがあります。

モニカの初めてのマリネラの衣装。ブラウスの袖から胸元にかけてとアンダースカートの裾にレチェリウが沢山施されています。

これは別の衣装のアンダースカート。先ほどの衣装のレチェリウとはまた違うデザイン。花や葉などの植物のデザインが多い印象です。


そして、私は白いブラウスを黒いスカートと組み合せたかったので、

ワンチャケーラモチェーラも黒いスカートと組み合せる事は出来るよね?」

と聞いたところ、

ワンチャケーラの衣装は上下共に同じ色、一色のみ。黒いスカートと組み合せれるのはモチェーラよ。」って言われました。

私、このブログでワンチャケーラの衣装について紹介したとき黒いスカートと組み合わせることも出来ると書いていて、確かにそういう情報源もありました・・。


※ワンチャケーラのスタイルについての記事はこちら→マリネラの衣装あれこれ(ワンチャケーラ)

※モチェーラのスタイルについての記事はこちら→マリネラの衣装あれこれ(モチェ)


もっといろんな人に聞いて、情報を整理しないといけないですね・・・!




そして最終的に仕上がった衣装がこちら!イメージ通り、私の欲しかったものになりました♪

いまだにこれが「モチェーラ」なのか信じきれないですが、まぁどちらにしてもトルヒーヨ郡の伝統的なスタイルであることは間違いないです😁






この黒いスカートを組み合せるのは「ディアリオ(日常の)」と呼ばれているようです。

それに対して、上下真っ白(上下同じ色)は「フィエスタ(祭り)」と呼ばれ、区別されています。おそらく、女性の日常のスタイルと、特別な日のスタイル、って感じだと思います。(ハレ着ケ着みたいな感じ?)

このブラウスの下に、刺繍の入った半袖のワンピースを着て、踊りの途中で上のブラウスを脱いでまた踊り始めるってゆうテクニック・見せ方もあります。私はこの衣装は初めてだし、練習もしたことがなかったのでさすがに怖くて今回は挑戦しませんでしたが。。いつかやってみたいです😆

そして、このヘアスタイル、腰まで長い「トレンサ」(三つ編み)にも初挑戦!!



いつも「モニョ」(お団子)スタイルしかやったことないので新鮮でした!

さすがに腰までの長さの地毛は無いので付け毛をするんですが、その付け毛はいたってシンプルで、細めの糸を束ねたものでした。

これには「なるほどー!」と感心。

どんな物か全く想像もつかなかったので驚きました!

トレンサに使うのはこの二つ。

これが付け毛です。どう写真を撮ったら良いか分からず、なんか謎の生物みたいに写ってしまいました。笑 私の地毛に近い焦げ茶色の糸で作られています。

これは「パルドス」。出来上がった三つ編みに巻き付ける物です。

カリン先生の妹のヨランダさんに付け毛を作ってもらい、そのやり方も教わりました♪

まずはこのように髪の毛全体を半分にして、うなじの辺りで結びます。

これはサンプルのための撮影で、めっちゃ適当に結んでます。笑


その結び目にこの付け毛を括り付け、地毛と絡ませながら編んでいきます。

付け毛の端には括り付けるための紐を作ってくれています。


結んだ髪の毛の根元に付け毛を括り付けます。

(画像見えづらくてすいません!!!)

三つ編みが出来たら、「パルドスと呼ばれる紐を均等に三つ編みに巻き付けて完成!



今回の世界大会で同じ髪型の女性を何人か見かけましたが、みんなそれぞれ違っていて、

パルドスを私よりも狭い間隔で巻いてる人がいたと思ったら、三つ編みの部分が全く見えないほどグルグルに巻き付けている人、あとはパルドスを付けていない人もいました😳

そして世界大会後、ヨランダさんにお会いした際に、

「あなたの三つ編みはちょっと上に結びすぎていたわ、ほぼうなじの辺り、下に作らないとちょっと子どもっぽく見えるわよ」と言われました。

その時私は「そんな大事な注意点、最初に言ってよーーーー!!」って思いましたが・・・涙 

まぁ私も、この髪型を見た記憶だけで何となくやってしまったので・・・。

これも勉強です・・・。笑 



あとはこの「チャル」「パニョ」などと呼ばれているこのショール!

羽織りながら入場し、曲が始まると同時に動かし始めました。






前奏の間に邪魔にならない場所に置き、ハンカチとスカートに持ち替えます。特に決まりと言う訳ではないのですが、ほとんどの人は前奏の間だけショールを使用します。このショールをハンカチ代わりに使って踊ることもあります。


このショールはマリネラの様々な伝統的な衣装に組み合せることが出来ます。

元々、女性が子どもを抱いたり、物を運んだりする際に使用していたんだとか。

私のショールは紺色ですが、白色のもあります。

このショールは、トルヒーヨにある「OTINIANO(オティニアーノ)」という有名なマリネラのソンブレロ専門店にて購入。「ファハ」や「エスカプラリオ」「トカード」などの小物も販売しているお店です。

※こちらのページで衣装の用語の説明がご覧頂けます!→マリネラ基本用語集


このショールがまさかのトラブルを引き起こすなんて・・・


なんと、ショールの色落ちがひどいことに予選の本番直前まで気付かず、時既に遅し。

予選を踊り終えた日の私の手はゾンビのように青くなり、白のブラウスにもめっちゃ色移りしてました😱

遠目に見ればそんなに目立たなかったので、本番に支障が出なくて本当に良かったです・・・。

踊り終わった後、くたくたになりながら夜中まで色移りしたブラウスと格闘。衣装のダメージを恐れて、酸素系漂白剤の付け置きの方法で一晩置いたのですが色が落ちず、翌日起きてすぐに塩素系漂白剤を使って色を落としました。生地に問題も見られず、元通りの白さに😭

色落ちの激しかったショールは何度も水で余分な染料を落としました。それでも何度か指でこするとほんのり手が青くなります。笑 なので準決勝以降は踊る直前まで手にもち、ブラウスに色が付かないよう気をつけてました。笑

紺色のショールを買ったはずなのに気がついたら白いショールになってたりして・・・。笑


大会初日からなかなかのハプニングでした・・。塩素系漂白剤で色を落とすというのが本当に怖くて、せっかく作った衣装に漂白剤のせいでまだら模様ができたらどうしようとか、腕を袖に通してブチっと破けたりしたらどうしようか、と本当に気が気じゃなかったです。笑


皆さん、このショールの紺色を購入する際はどうかお気をつけて。笑


以上、モニカの衣装の紹介でした♪


つづく


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4 件のコメント:

  1. Hermoso tu vestido Mónica, sobresalió en tu baile. Un abrazo!

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    1. Muchas gracias sr César! Le agradezco mucho su apoyo❤️😌

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  2. Lindas vivencias en las grandes ligas de la Marinera en el Gran Chimú.
    Linda historia y muy lindo tu vestido.
    Un Saludo y mis sinceras felicitaciones por los logros y la valentía de tus decisiones.
    Y que sigan los éxitos, saludos desde Japón .

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  3. Muchas gracias por su lindo mensaje 🙏🏻❤️Le mando un fuerte abrazo🤗

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