久しぶりの記事は、8月に行われた第61回マリネラ世界大会に参加した時の様子についてです♪
実はこの世界大会の後すぐにペルーを離れ、現在私たちは日本に一時帰国中!でして、隔離期間を利用してブログを更新しようと思っていたものの、色々とバタバタしてしまい、更新が遅れてしまいました。。。笑
隔離期間も終わり、落ち着いたので、久しぶりの日本を楽しみながら思い出を振り返っていきたいと思います♪
世界大会は本来、毎年1月末頃に私たちが住んでいるトルヒーヨ市で行なわれるのですが、
今回は、マリネラの世界大会が始まって史上初となる、リマでの開催となりました。しかもペルーの冬にあたる8月に、マスク着用での演技という、異例づくし!
そんなレアなコンクールに参加する日本人はうちらしか居ないだろう、すごい記念になる!と、そんなワクワクした気持ちで参加しました♪
まず、本来の予定から半年ほど遅れはしましたが世界大会が開催されたことに本当に感謝ですね。主催者のクルブ・リベルタは今大会の開催についてかなり批判を受けたようですが・・。今は無事に終わってホッとしているでしょう😅
さて本題に戻りますが、大会はリマ郊外の「Pachacamac」(パチャカマック)という小さな街で行なわれました。リマの中心から車で1時間ほどの場所です。
大会期間は8月15日〜23日の8日間で、大人部門は3日目の17日から予選というスケジュールだったので、私達は大会スタート前日の14日にリマに到着し、予選前日の16日にパチャカマックの宿泊先へと移動する予定をたてました。
世界大会前、最後の先生のレッスンでは、大会後私達がそのまま来年まで日本に一時帰国するという事もあって、皆で記念写真♪みんないつも私達のことを温かく応援してくれます。。本当に皆が大好き!
そして気合いを入れて、「また来年」とトルヒーヨを出発。
リマに到着した当日はリマ市内で過ごし、モニカのおばあちゃんやおばさん、従兄弟たちと会って久しぶりの再会を楽しみました♪
そして翌日、朝からPACHACAMAC(パチャカマック)へ移動。
宿泊先は、ご家族で運営されているホテル「LOS TOBOGANES(ロス・トボガネス)」!親戚の紹介でこちらに大会期間の一週間宿泊させて頂きました!夏にまた行きたくなるようなプールと芝がお出迎え。
あとだらっと過ごすワンちゃんたち。笑
ここには私達の他にも、世界大会に参加する子供たちや親御さんも宿泊していました!
シンプルで綺麗なお部屋♪ 快適でした! |
ホテルに荷物を置いた後は、会場までの道のりをチェック。
会場はパチャカマックのメイン広場からすぐの小さな体育館で、ホテルからメイン広場までも徒歩10分ほどでアクセスはバッチリ!
パチャカマックのメイン広場 |
そして一旦ホテルに戻って落ち着いた後はホテル内のスペースで踊りの最終チェック。
このホテルは敷地が広くて一週間練習し放題でした♪
タイル張りの広々空間♪練習し放題でした! |
その中で驚いた事があって、
私達は大会期間中、予選・準決勝が1日置きというスケジュールだったので、本番前日に、50%くらいの力でひたすら大会のリストにある曲を流しっぱなしにして合わせるという練習を2時間くらいして切り上げて、当日の体力を温存していたのですが、
同じホテルに宿泊していた子供たちは、一緒に滞在している先生と共に、おそらく1日私達の倍以上の時間を、それも本番を終えた後も含め毎日練習していたんです!!!
子供たちは第一決勝、第二決勝と勝ち進む実力のある子達ばかりでしたが、勝ち進むにつれ指導も厳しく、練習量も増えてるような感じで、とにかくずーーーーっと練習してたような印象でした。結構遅くまでマリネラがボンボン爆音で流れてて、早めに寝る準備をしていた私達からしたら「うるさいなぁ。」と感じるレベル・・・。笑
そんなに練習させて大丈夫か?と思ったのですが、ちゃんと子供たちは本番踊り切って勝ち進んでいたので、子供のエネルギーには驚かされるのと、指導する先生もあっぱれだなーと思いました。きっと、子供はエネルギーがあるからこそ、ひたすら反復させて体に叩き込むことで、世界大会という緊張感の中でも踊れるのでしょう。すごい。
夜遅くまで練習する子供たちと先生の様子 その1 |
その2 |
子供に戻ってペルーでマリネラ練習したいね、なんて意味の無いことをぼやいたりして・・。笑
世界大会の雰囲気を宿泊先でも感じながら、ワクワクと不安が入り交じるような気分で、予選前日は終了しました。
そして予選当日。
この日予選が行なわれたカテゴリは全部で3部門。大人部門は最後でした。
今大会はクルブ・リベルタ独自のライブ配信サイトで毎日大会の様子がライブ配信されたので、私達は事前にその閲覧チケットを購入し、当日はそれを見ながら進行状況を確認して準備するという流れになりました。
準備を終わらせたら余裕を持ってホテルを出発し、衣装が汚れないようにゆっくり歩いてメイン広場まで行き、広場のベンチに居場所を確保し、一緒に来てくれた真志のお母さんに荷物などをお願いして、そこでお別れ。
実は、今大会は有観客での開催で、会場内に一定数の観客は入る事が可能だったのですが、
席数がそもそも限られる上、当日チケットは早朝から並ぶほどの競争率だったので、真志ママは会場には入れず、結局大会全ての私達の踊りを広場のベンチで、携帯画面上から見てもらうことになってしまいました・・。
ほとんどのダンサーの親御さんや、先生達もそのような状況で、きっと送り出した後はいまかいまかと、携帯とにらめっこで落ち着かなかったでしょう・・・。
お母さんのサポートに感謝して、会場外に設置された待機所へ。
会場前の道路が交通規制されていて、そこに並べるようになっていました。
この待機所からダンサー達は皆ソワソワし始めます。ジェットコースターの列に並ぶような、そんな気分に近いんじゃないでしょうか。。笑
初日は、来た順に並ぶので、ペルーのマイペースな空気に染まった私達は列の最後の方でした。笑
だんだん会場入り口が近づくにつれて、私モニカは、めっちゃくちゃ緊張しました。足に力が入らなくなってきてて、「このままじゃガチガチになる、やばい。」と焦りすら感じていました。
そして会場入り口にたどり着き、次の次に踊る、と心臓バックバクの時に、たまたま私達の友達であり、お世話にもなった、元世界チャンピオンのGianella(ジャネラ)とすれ違いました!
ジャネラは2度来日した事があり、2度目の来日の際は彼女の指導を沢山受けとてもお世話になりました。2019年のリマのセレクティーボ「Metropolitano(メトロポリターノ)」で会った以来の久しぶりの再会です!
ジャネラは、会場の音楽が爆音でお互いの声も聞きづらい状況の中、ど緊張の私達に耳元で端的にアドバイスをしてくれて、あなた達の踊りを見届ける、と会場に戻り応援してくれました。
その彼女の行動がどんなに私達に力をくれたか・・・涙
本番直前のド緊張状態でのセルフィー。笑 |
会場内に一人でも私達を見て応援してくれる人が居る事、そしてシンプルなアドバイスをもらったことで、複雑な不安をかき消してくれて、集中すべきことに意識が向き、とてもいい精神状態になったのを感覚として覚えています。
そして、ドキドキで迎えた予選本番でしたが、シンプルで踊りやすい曲が流れ、2人とも楽しく踊り切る事が出来ました♪曲名は、「Corazón Corazón」(corazón=心)
実際の映像がこちらです。
想像していたより大きく動けたし曲運も良かったので、踊り終わった後は、「やりきった!!」という感覚でした♪
踊り終わったらそのまま会場出口へ誘導されます。
良い余韻に浸りながら、お母さんの待つメイン広場へと戻り、遅いお昼ご飯を食べ、ホテルに戻りました。
踊り終わってすぐ、ジャネラから早速踊りのアドバイスのメールが入っていました♪ジャネラは年下で、20歳になったばかりくらいの子なんですが、マリネラにとても熱心でよくアドバイスもくれるし、とても頼れる子なんですよ。
ライブ映像を遡って自分達の踊りを見ながらジャネラのアドバイスをどう取り入れるか2人で反省会と打ち合わせをし、その日は終了。
そして、翌日公表された予選の結果を見て、驚き!!!!!
自信と不安が交じりながらだったので、上位30位以内に入れたら凄いよね、なんて話してたんですが、なんと想像よりかなり上の11位タイで予選通過しました!!
めっちゃくちゃ嬉しかったです!
ここでようやく全部で何組出場しているか分かり、今回大人部門では80組エントリーしていました。通常に比べるとエントリー数は半分くらいですが、80組のなかここまで上位に上がれるなんて、1年半前の自分達には想像もつかなかった事です。私達の上位に居るメンツは皆本場ペルーのセレクティーボで優勝経験があるような人や元世界チャンピオンといった有名人ばかり。
ここで、自信がついた分さらに上にいきたい!という欲求がさらに強まりました。
次は準決勝です。予選前日と同じように、2時間程練習して、より良い踊りができるよう本番に備えました。
つづく…
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