さて、地元のトルヒーヨ市でのセレクティーボ(世界大会の予選コンクール)では全然実力を発揮できず、予選敗退した私達。今度はリベンジをかけたチクラヨ市のセレクティーボです!



本番は7月24日。

ボロボロだったトルヒーヨのセレクティーボでの反省を生かして、3週間練習に励み、しっかり準備しました。


チクラヨはトルヒーヨ市から車で3〜4時間ほどかかるので、当日の事を考え、前日から会場近くに宿泊する事に。

会場はチクラヨ市の中心から車で20分程離れた小さな街「Lambayeque~ランバイェケ~」にある体育館。


前日のお昼1時にトルヒーヨを出発して、夕方5時半頃にチクラヨに到着。

そこからタクシーを拾って20分ほど走るとランバイェケに着きます。


ランバイェケのアルマス広場

アルマス広場前の綺麗な教会
ランバイェケ役所

ランバイェケの中心のアルマス広場から徒歩2分で着く「Hostal Libertad」というアットホームなホテルに宿泊♪年配のご夫婦?が経営していて、気取らない心地よさがありました。



泊まった部屋は程よい広さで、シャワーも日本人好みのいい熱さに調整可能&良い水圧(蛇口にクセありだったけど。笑)

ベッドの両端にコンセントがあって、完璧でした。笑

ただ、ネットで見た所朝食付きと書いてあったんですが、尋ねてみると、「今はやってません。」とだけ言われちゃいました。笑

あと、風呂の換気がなくて、風呂場が水蒸気でびしゃびしゃのままという。。。

部屋が通りに面していたので窓全開+扇風機で工夫しました。

気になった点はあったものの、また同じ部屋に泊まっても良いくらい心地よかった♪


昼ご飯もまともに食べてなかったので、チェックインした後は近くで腹ごしらえ出来る場所を探しに向かいました。

レストランが建ち並ぶ通りが近くにあったので、そこにターゲットを絞って歩いていました。

といっても、どの店も「Pollo a la brasa」屋さん(鶏の丸焼き専門店、とっても美味しいペルーの一般的なファストフード。 ポテト&サラダのコンボで頼むのが一般的)で、なんか他にないかなぁ〜なんて探していたら、植栽豊かな中庭にイートインスペースを設けた素敵なカフェを見つけました。



わぁーきれい!なんて覗いていたらオーナーさんがメニューを見せてくれました。軽食や紅茶がメインで、お腹がすいてた私達にはちょっと物足りないから、また今度にしようかなーなんて思ってたら、3匹のワンちゃん達がぶわぁーーーーっと私達に駆け寄ってきました!

あまりの可愛さに、ころっと気が変わりすぐに店内に入りました。このワンちゃん達に私たちの気持ちが見透かされていたかのよう・・。笑




こちらのカフェ「La Cucarda」さんでは「Muña」(ムーニャ)というハーブのお茶と、ラザニアを2人で頂きました♪

このムーニャのお茶がとても美味しかったです。

アンデス山岳地域でとれるミントに似た薬用植物だそう。少しお砂糖をいれるとよりまろやかになって優しい味になります♪お腹にとっても良いんだそうです。

ラザニアもチーズたっぷりであっという間に食べ切り、追加でアップルパイとホットチョコレートを頼みました!笑

オーナーさんもとても優しい方で、私達が日本語で喋っていることに気付き、「どこ出身?」と聞かれ、「日本人で、マリネラの大会に出るためにここに来ました!」と伝えるとすごく喜んでくれました。

するといきなり、

「知り合いで、マリネラを踊るし、衣装も作るし、女性の髪の毛のセットも出来る凄い人を知ってるから、紹介するわ!」

といって急に電話をかけ始めました。

えぇー!いきなりー!と思いながらも、電話の相手も今から行くから!といった調子だったのでその方をしばらく待つ事に。しばらくワンちゃんと戯れタイム♪

女の子「カラちゃん」と男の子「アルク」はペルビアン・ヘアレスドッグ。

カラちゃん。「裸」を意味するケチュア語からとったそう。やんちゃで元気な女の子。

アルク。めっちゃ見た目かっこいい。でも嫉妬深くてシャイボーイ。


おじいちゃん犬「チョチャ」

チョチャ。超のほほん、な甘えん坊おじいちゃん。撫でてもらうのが大好き。撫でるのをやめるとつぶらな瞳とお手攻撃してくる。可愛いじいちゃん犬。

そして奥から・・・・

名前覚えられなかったけど、17歳という超高齢わんちゃん!
時々とことこ現れる。可愛いかった♪


しばらくすると、男性の方がお店に現れました!お互いに自己紹介をして、話をしていると、この方、あのトルヒーヨのセレクティーボの「マスター部門」で優勝されていた方でした!!Moices(モイセス)さんです♪

写真の真ん中、カラフルなポンチョの男性がモイセスさん。ペアはレイナを挟んだ右隣の方。


すごく特徴的な衣装だったので覚えています!聞いてみるとこれはランバイェケ州の伝統的な衣装なんだそう。カラフルで可愛らしい♪


「私達もそのセレクティーボ出場したよー!」と伝えると、「同じ場所にいたんだねー!」と盛り上がり、いろいろ話していたら、モイセスさんが「明日、あなたの髪の毛のセットをしてあげるよ!」と言ってくれました!

もともと自分でやるつもりでしたが、髪の毛のセットがとても上手であちこちで頼まれてやってるような方だったので、もうこれは是非!!と思ってお願いしました♪


出会って15分ほどお茶して、帰る流れになったところで今度は急に、「今からチクラヨで生徒のレッスンが入ってるんだけど、手前の時間空いてるからレッスンしよかー?」というお誘い・・・!


そのときは夜の8時半頃で、いまからーー?!なんて気持ちもありましたが、この機会は逃すまいと思って、練習着なんて全然持ってきてませんでしたがレッスンをお願いする事に!

チクラヨに移動して9時から1時間弱私達の踊りを見てもらいました。

するとこのモイセスさん、女性の動きがめちゃくちゃ上手!!

私達の踊りに足りない部分をすぐに見抜いてくれて、モニカへの指導を中心にレッスンは進みました。

いつもと違う人に見てもらうのは新鮮で、モイセスさんの動きを見るだけでとても勉強になりました。

知らない街のとあるカフェにはいってから数時間後にはレッスン受けて汗だくになってるという、すごく不思議な、素敵な出会いの連続で、カフェのオーナーさんはお別れの際に、「あなた達はこのワンちゃん達のエネルギーをもらったから明日はいい結果が出るわ!」なんて言ってくれました♪

モイセスさんもとても優しい方で、出会いに感謝!な初日となりました♪


そして、チクラヨでのレッスンが終わり、夜11時ごろにランバイェケに戻ってきた私達。

やっぱりお腹がすいたので、ホテルの近くのPollo a la brasa屋さんでテイクアウトを注文して待っていたら、まさかの、一度来日した事もある元マリネラ世界チャンピオンの「Jancarlos Muro」(ジャンカルロス・ムロ)さんとバッタリ!!!

向こうも私たちのことを覚えてくれていて、すごい偶然の再会!!



この日は素敵な偶然がありすぎました!!


さあ、こっからが本題!笑

前日良い事がありすぎて謎の自信も湧いてきた私達は、気持ちの良い朝を迎え、ホテルから徒歩圏内のオシャレなカフェ「Monte Verde」で始まったばかりの大会の様子をライブ配信で見ながら朝食!大会は、予定開始時刻の1時間遅れで10時からスタートしました。




カフェで、モニカは野菜を食べたいがためにビーガンサンドイッチを頼んだんですが、とんでもなく食べづらいものが来ました。ビーガンなので人間が美味しいと感じるようなソースなどもなく、野菜本来の味が楽しめるサンドイッチでした。ビーガンでもないのにビーガンを頼むとよくないですね。笑

その後、恥ずかしながら店員さんにソースを頼みました。笑

その他はどれも美味しかったですよ!特にコーヒーが最高でした。もちろん使ってるお豆はペルー産。

朝食を済ませてゆっくりしたあとは、モイセスさんに髪の毛のセットをしてもらいに指定された場所へ向かいました♪

先約が朝からずっと入っていたようで、後日話を聞くと、朝も昼も食べる時間無くずっとダンサー達の髪をセットしていたんだとか・・・。

部屋から出てきた女性達は皆綺麗にセットされていて、私もワクワクで席に座りました。

周りに居た方達とおしゃべりしながらじっとする事20〜30分で、あっという間に素敵な

ヘアが完成!!!




この花飾りはトカード(tocado)といって、モイセスさんは、私の自前の造花のトカードに、生花をまぜてスタイリングしてくれました!

ありがとーモイセスさん!記念にパシャリ❤️ほんまに可愛らしくて気さくな方!


そして、大会はというと、髪の毛をやってもらってる間も話をしていたのですが、進行がかなり遅れていました。結構多くのペアが参加しているみたいで、予定の3時間遅れになってました・・・笑

こういう事が大会では結構あるので、近くに拠点があると、ギリギリまでゆっくり待機できて精神的に楽ですね。特に今はライブ配信してるので、それを見ながら出発する時間も計算できます!

待ち疲れはなるべく避けたいですからね。


ウトウトする時間まであって、本当にこれから踊るのか?ってぐらいのんびり過ごしました。

そろそろかな〜ってところでホテルを出発し、徒歩5分で会場に到着。気持ちがいい!笑

会場外では、青年部門、シニア部門、大人部門のダンサーたちが待機してました。

そして、驚いたのが、会場内に、応援の声が響き渡っていた事!

実はコンクール当日に、地元当局から許可があり、主催者のクルブ・リベルタが制限はあるものの少数の観客の入場を許可すると発表していたんです。

なので、子供たちの親御さんや、ダンサーの手伝いのために来ていた人達が会場に入る事が許され、応援の声が響き、本来の大会に近づいたような雰囲気でした♪

あんまり叫ぶのはよくないと思いながらも、やっぱり知り合いが出てると興奮しちゃいます!そしてこの雰囲気の中踊れるのはダンサー皆にとって嬉しい事でしょう♪

そして、私達のカテゴリーが呼ばれました。

前回の記事で紹介した通り、なかなかダンサー達は集まらないもんですから、スタッフの方もイライラしてました。今回はちょっと真ん中くらいに並べないかなーなんて思って様子を見てたんですが、やっぱり私達日本人、不安で我慢できません!なんならスタッフは私らにむかって、「踊らねえのか?」なんて言い放ったもんだから、いやいや他の人らに言って!と思いながら結局すぐに並びにいきました。並んでくじを引いたら、再び最初のターンのピスタ1でした。笑

やっぱ、皆一番最初は嫌よねー。でも、そんなこと気にしてるようじゃ一流にはなれない!(そういう事にしとこう。笑)

でも今回は、トルヒーヨの時に比べて、程よい緊張感で、どこかに自信もありました。

最後は気持ちのコンディションにかかっています。いかに楽しんで踊れるかです。

どんなにテクニックをもっていても思いっきり踊れなければ意味がありません!

そういい聞かせながら、気持ちを整えいざ舞台へーーーーー!

舞台に上がる前に一礼し、ピスタ1にスタンバイ。

そして、入場すると同時に音楽が鳴り始め、私たちの今年2度目のチャレンジが始まりました―――。



つづく

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